荒島に住んでいた広田亀治翁が、生涯をかけ米の品種改良に取り組んでうまれた「亀治米」。新品種が誕生した明治5年(1872年)から数えて、今年は150年目に当たります。
荒島地区では、先人の偉業を讃えようと、荒島小学校児童による亀治米栽培体験学習に取り組んでいます。
5月30日には、5年生23人が、学校にほど近い西赤江町の原田吉郎さん(65)方の水田2.1アールに入りました。
「碁盤の目のように縦横の線が交わったところに、苗を3本ずつ植えていきましょう」と原田さんがアドバイス。荒島地区活性化推進協議会小学校支援グループのメンバーも手伝って、自分でモミを蒔いて育てた苗と原田さんの苗を、ひとり3列ずつ上手に植えていきました。
亀治米はいもち病に強くしかも多収が好まれ、明治から昭和初期まで県内で最も作付面積が多く、中国地方や関西、九州、さらに台湾まで広く栽培されていました。
10月には皆で手刈りし、組んだはで木に掛けて自然乾燥させる「はで干し」を行い、収穫することを楽しみしています。
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