「古墳の町 荒島」で、住民が草刈りボランティア(6/3更新)

 令和になって初めての、国指定の史跡荒島墳墓群の草刈りが6月2日(日)、住民ボランティアによって行われました。

 この草刈りボランティアは、荒島地区活性化推進協議会と荒島交流センターが呼びかけ、毎年6月と9月の年2回、荒島地区内に弥生時代後期から古墳時代にかけて築造された四隅突出型墳丘墓や方墳などが2キロ平方キロメートル以内に集中するという全国でも珍しい荒島墳墓群を保存し、次代に引き継ごうと取り組んでいます。

 当日は早朝から曇り空で涼しく、格好の「草刈り日和」(!?)に恵まれました。

 朝7時、古代出雲王陵の丘をはじめ塩津山古墳群、大成古墳、安養寺古墳に町民120人が集まり、手に手に鎌や刈り払い機を使って約1時間がかりで夏草を刈り取っていきました。また仲仙寺古墳群と宮山古墳群は地元自治会で別の日に行われます。

 荒島小学校では、6年生が荒島墳墓群をはじめ古代出雲の歴史学習に取り組んでいます。4月から5月にかけ授業時間を使って座学と現地古墳探検(宮山古墳群と古代出雲王陵の丘)を行いました。そして夏休みの課題として、各自で学習成果をまとめて新聞紙1ページを制作し2学期に提出。9月に校内新聞コンクールも実施します。(写真は、古代出雲王陵の丘)