歴史教室新聞コンクール表彰式(11/13更新)

 荒島地区活性化推進協議会では、荒島小学校6年生児童向けの「荒島地区子どもとおとなの歴史教室新聞コンクール」の表彰式を11月8日(金)同校で行い、本田琳太郎さんの『荒島古墳新聞』が最優秀賞に輝きました。

4回目を迎えた今年は、児童33人が新聞づくりに挑戦。講師の宍道正年さん(前松江歴史館専門官)が審査委員長となって審査に当たりました。

 表彰式では宍道さんから、「どの紙面も素晴らしく圧倒された。レイアウトや見出し、グラフや写真の使い方も上手で、4世紀の古代出雲の中心地がこの荒島だったとよ~く分かる紙面ばかり。学習態度やチームワークも、とても立派でした」と好評をいただきました。

 佐々木碩俊同協議会副会長から一人ずつ表彰状と副賞の図書カード、紙面の出来に感心した山陰中央新報荒島販売店から特別にスポーツタオルも贈られました。

 本田さんの作品は、造山1号墳、大成古墳など全国レベルの古墳の特長や古墳マップを紹介し、-大成古墳などもっと手入れをして欲しい―と呼びかける紙面。「一生懸命作ったので受賞はうれしい。もっと荒島の歴史を勉強して古墳を大切にしていきたい」と笑顔で話していました。

 コンクールは、前身の「荒島史跡探検新聞制作コンクール」を加えると今年で7年目。同校では、歴史を学ぶ一環として授業時間を活用し4月24日の宍道講師による座学を皮切りに、5月7日自転車に乗って現地探検(宮山墳墓群と古代出雲王陵の丘)、6月19日山陰中央新報社から講師を招き新聞づくり教室を受講。一連の「学習のまとめ」として、夏休みの課題の新聞づくりに取り組みました。10月26~27日荒島地区の文化祭、「あらしまふるさとまつり」の会場で審査結果を発表し、最優秀賞・優秀賞9点を展示し、地区の皆さんに見てもらいました。

 これからも子どもたちには近くの宝に着目できる視点を持ち続けてもらえることを願っています。