荒島地区の広い範囲にわたって埋蔵する凝灰岩は俗に“荒島石”と呼ばれ随所に露出しています。石材は古墳時代から利用されていますが、職業的に採掘し始めたのは江戸時代からと伝えられ、明治から昭和にかけて建築用材や生活用材として幅広く使われました。戦後の最盛期には採掘箇所が10箇所以上・40名以上の人々が従事し、荒島地区の主要な産業となっていました。
●湿気を持たない「用途」民家の基礎・蔵など
●火に強い「用途」かまど、こたつの炉など
●熱を離さない「用途」パン窯・菓子窯など
●水に強い「用途」井戸の石枠、藍染めのカメなど
●暖かみのある色調「用途」建築用化粧材など
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